プロジェクト計画
2017年10月30日

わかりにくいwebサイトリニューアルの見積をできるだけわかりやすく解説してみる

Webサイトのリニューアルプロジェクトにかかる費用は企画から実装〜公開に至るまで多岐にわたります。

複雑な費用構成の中身を理解するだけでも大変ですが、コンペではその複雑な見積もりを比較検討しなければなりません。

同じRFPで提案してもらったにも関わらず金額差があったり、項目数もざっくりとしたものから数ページにわたる詳細なものまでさまざまです。

複雑な見積もりの評価するためには、金額の大小だけでなく含まれる作業内容やアウトプットの精査が必要です。

「企画」や「要件定義」の中身とは?

プロジェクトの初期フェーズである「企画」「要件定義」。 見積もりの単位としては「一式」としてまとめられていることも多く、内容がわかりにくい項目の一つです。

具体的には調査・分析・資料作成にかかる費用となるのですが、会議も多くなるためその費用も加わります。
厳密には交通費や業界や企業研究のための書籍購入といった費用も含むこともありますが、よほどの高額でない限り見積もり明細に反映されることはありません。

必ずしも正比例するわけではありませんが、会議や資料、あるいは定義すべき要件の対象が多くなるにつれ費用が増加する傾向があります。

金額についてはプロジェクトの規模や目的によって大きく異なりますが、プロジェクトの成否に大きく関わるフェーズですのであまりケチらずに十分な予算(と特にスケジュール)を確保しておくことをおすすめします。

プロデュース費やディレクション費はプロジェクト全体にかかる人件費

お客さまからよく問い合わせをいただくのが「プロデュース費」「ディレクション費」といった項目です。

これらの費用は一貫してプロジェクトに関わり続けるプロデューサーやディレクターの人件費、となります。
それぞれも役割は異なり、単価も異なることが多いため見積もりの項目としては分けておくのが一般的です。

プロデュース:
プロジェクト全体の企画立案やスタッフのアサイン、支払いや契約に関わる諸業務

ディレクション:
進行管理、品質管理、素材管理などの制作に関わる諸業務

見積もり方は制作会社によってさまざまですが、プロジェクトの期間や工期、あるいは費用全体に対して一定の割合を掛け合わせて算出する方式か、それぞれの拘束割合や工数を積算する方式が一般的です。

費用に疑問がある場合は、遠慮せずに詳しい説明を求めたほうがよいでしょう。

情報設計やデザイン・HTML制作は「ページ単価」?

デザインやHTML制作、あるいは情報設計にかかる費用はページ単価というイメージが強いかもしれません。

トップページなら◯◯万円、下層ページは◯◯万円といった具合です。

ところでデザインを制作するにはサイト全体のトーン&マナーや余白やフォントのルールなど、個々のページをデザインする前に決めておかなければならない事項がいくつも存在します。

ボタンやナビゲーション・アイコンといったサイト全体で統一的に使用する共通パーツのデザインもその工程に含まれます。

同様にHTML制作も最初に全体的なソースコードの設計や共通で使用するパーツやテンプレートを開発してから個々のページを制作した方が効率的ですし、情報設計でもサイト全体の構成や導線を設計するプロセスが不可欠となります。

これら全体的に関わるコストは個別の項目として見積もられている場合もあれば、ページ単価に広く薄く上乗せしている場合もあります。
トップページなど、単価が高いページにこうした費用が充てられているケースもあります。

小規模なサイトやコンテンツであればページ単価で算出することもありますが、規模が大きくなればなるほどページ数と費用全体の比例関係は薄れていきます。

コーポレートサイトの規模であればページ単価ではなく、フェーズやタスク全体にかかる費用で評価した方が妥当です。

「高いか安いか」ではなく「何が買えるのか」という視点

ここまで挙げてきた通り、見積もりの算出方法や条件は制作会社によってさまざまですので、単純に高いか安いかといった比較はあまり意味がありません。

一見お得に見える見積もりも、つぶさに内容を精査していくと実は含まれていると思っていた作業やタスクが含まれていなかった、ということもよくあります。

プロジェクトが始まってからこうした事実が明らかになると、タスクの押し付け合いといったトラブルも起こります。

特に費用上限が決まっているコンペでは、見積もり額以上にそこに含まれる作業内容やアウトプットを比較・評価する方が建設的かつ失敗を回避できる可能性も高くなると思います。

金額以上に「費用内で何をしてくれるのか」「何が買えるのか」という視点で評価することが見積もり比較のポイントではないでしょうか。

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