プロジェクト計画
2017年8月30日

コーポレートサイトリニューアルの手順とスケジュール~モデルケース解説~(スケジュールサンプル資料ダウンロード付き)

まずは目安を知りたいリニューアルプロジェクトのスケジュール

リニューアルプロジェクトのスケジュールは、予算・実施内容に並んで重要な基本要素です。 今回は、数々のプロジェクトの事例から3つのパターンで紹介します。

アジャイル開発やリーンスタートアップという手法が採用され始めてきたサービス開発やシステム開発に対して、企業サイトの場合は合意形成のプロセスやセキュリティが重要でもあるため、一般的にはウォーターフォール型のスケジュールとなります。

パターン1:10月キックオフ、年度内(3月中)公開

予算の都合をはじめ、組織内のさまざまな理由があって年度内に公開したいケースはよくあります。 こちらのパターンは、以下のモデルケースを想定しています。

  • ITソリューションベンダーのコーポレートサイト
    • 前回のリニューアル:6年前
    • リニューアルの主な目的:セキュリティの向上、運営業務の効率化、企業認知向上、サービス情報の整理、営業面への効果を期待

8月中にオリエンを実施し、9月にプレゼン・ベンダーを決定し10月からスタートするパターンです。 キックオフ以降の大まかな流れは下記の通りです。

期間 フェーズ ポイント
10月~11月中旬 要件定義・企画 プロジェクトメンバーの顔合わせ、プロジェクトの目的やスケジュール感、方向性などのすり合わせ
11月中旬~12月中旬 設計・デザイン 基本のデザインと機能FIX
12月中旬~翌年1月下旬 開発・制作 CMSの設計やテンプレートの設計、コーディング
1月末~ テスト・デバッグ
2月下旬~ 移行・リリース CMSのデータ移行、受け入れテスト
3月末 公開

要件定義・企画のフェーズでは実施内容の詳細やセキュリティ・システム・CMSなどのアプリケーションについての要求仕様を定義します。そして、サイト構成やコンテンツについても編集や新規作成が必要なものを洗い出していきます。このぐらいのペースで進むプロジェクトは、要件定義・企画のフェーズでは毎週定例のミーティングを行います。

パターン2:11月キックオフ、年度内(3月中)公開

上記のパターン1に比べさらに時間がタイトなケースです。
モデルケースとしては、もう少しコンパクトなプロジェクトを想定しています。

  • 精密機器メーカーの製品紹介サイト
    • 前回のリニューアル:9年前
    • リニューアルの主な目的:製品群のブランディング、販促・営業リードの獲得、CMS化による管理の合理化
期間 フェーズ
11月中旬~12月中旬 要件定義・企画
12月中旬~翌年1月中旬 設計・デザイン
1月中旬~2月中旬 開発・制作
1月中旬~3月下旬 移行・リリース(テスト・デバッグ)
3月末 公開

既存のサイトのコンテンツは9年かけて作りためた静的なページのため、CMS導入に伴うコンテンツの移行計画がスケジュールのカギとなります。 製品の仕様やスペックといった詳細の情報と、製品のグルーピングや分類・属性情報をどのように構成すれば、ユーザーにとってわかりやすく使いやすいか設計するプロセスが1.5か月。 製品ページの仕様やデザインが決まったら、並行して移行計画を進めていきます。 年明けから登録作業を進めて、3月にデバッグと受入テストを完了させ、年度末ギリギリに公開する流れとなります。

パターン3:11月オリエン実施、翌年度7月末公開

こちらは、翌年度に公開予定でじっくり丁寧に進めるパターンです。
社内の調整や合意形成に時間のかかる組織の場合、実際にはこれぐらいの期間を想定しておいたほうが無難です。

  • 住宅設備メーカーのコーポレートサイト
    • 前回のリニューアル:5年前
    • リニューアルの主な目的:企業ブランディング、広報の強化、情報の整理、運営業務の合理化
期間 フェーズ
11月中旬~翌年1月中旬 プロジェクト計画
1月下旬~3月上旬 企画
3月中旬~5月中旬 要件定義、設計・デザイン
5月下旬~6月末 開発・制作
6月末~7月末 移行・リリース(テスト・デバッグ)
7月末 公開

現行のサイトには様々な問題を抱えている状態だったため、現状分析と業務プロセスや運営方法に潜む問題の原因を明らかにして、適切な対策を講じるプロジェクト計画の段階が2.5ヶ月。 そこから、コンテンツ更新の編成スケジュールや企画案などを含む運用計画の策定、サイトの構成や必要な機能を決めていく企画フェーズに1.5か月。 要件定義・設計フェーズが1か月。上流工程が整理されていると、各工程の手戻りが少なくスムーズに進みます。 実装・制作フェーズが2か月、テスト・受け入れで1か月。
計画段階で公開後の運用がきちんと検討されていれば、リニューアル後から早いタイミングで効果を実感できるようになります。

適切なスケジュール進行のために

Webサイトはよく建築とも比較される通り、設計などのプロジェクト初期のフェーズが後工程に大きく影響します。そのため、公開までの期間が短い時ほど要件定義や企画の段階で、リニューアルの目的と完成のイメージを共有することがとても重要です。
今回の例は、モデルケースなのでぴったりと当てはまることはないかもしれませんが、長く使っていけるWebサイト構築のために必要な期間のヒントになれば幸いです。

スケジュール表のサンプルはこちらからダウンロードしてください。

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