プロジェクト計画
2017年6月20日

ここがヘンだよ?!Webサイトリニューアルの " 目的 "

Webサイトリニューアルの " 目的 "

社内での予算確保、あるいは業者選定のためのオリエン・RFP(提案依頼書)でも中核となる要素です。

ところで、私たちもこれまで数多くのリニューアル企画提案・コンペに参加してきましたが、時に思わず「う〜ん」と首を捻ってしまうような目的に出会ってしまうことがあります。

「こうすればよかったのに...」というWebサイトリニューアルの目的、4つのタイプに分けて考えてみます。

事象をあげているだけの " 目的 "

  • デザインが古い
  • サイトやコンテンツが建て増しとなっていて整理がつかない
  • アクセス・資料請求数が少ない

「リニューアルしたい!」という気持ちになるのはよくわかります。

ですが、こうした問題がリニューアルすることで解決するかどうかは残念ながら不明です。

→ デザインが古くて何か困ってるの?
→ だったらまず整理から始めれば?
→ キャンペーンをやって広告出せば資料請求数も増えるんじゃない?

もうツッコミどころ満載ですね...

もうおわかりかと思いますが、このタイプは目の前で起きている " 事象 " をあげつらっているだけでリニューアル「しなければならない」論理や必然性が欠けています。

目に見える事象と目的を取り違えず、リニューアルを考えるに至る " 背景 " として取り扱うことがポイントです。

時間の経緯や節目が " 目的 "

  • ○○周年だから
  • 前回リニューアルから○○年経過したから

これももっともらしく聞こえますね。

しかしながら、周年記念事業の一環として
「特設サイトを作成します!」
「CI(コーポレート・アイデンティティ)全体を刷新!」

といった施策であれば必然性も感じられますが、そもそも周年事業とWebサイトのリニューアルは本質的には関連性がありません。

また、次から次へと新しい技術や手法が生まれては消えるWebの世界ですので一定期間を経て見直しが必要なのは間違いありませんが、「○○年経過したから」だけでは論理性に欠けます。

時間が経過した結果、例えばスマートフォンへの対応が遅れているなど " 理想(あるべき姿) " とのギャップを提示することで、リニューアルの目的も明確化できるではずです。

ユーザーのメリットやベネフィットに繋がらない " 目的 "

  • 競合に負けないサイトにしたい
  • 先進的な・斬新なデザインにしたい

競合に負けたくない気持ちも先進的で斬新なデザインにしたい気持ちもとてもよくわかります。

ところで競合に負けないWebサイトを作って得ることができるベネフィットって何でしょうか? あるいは先進的で斬新なイメージをユーザーに訴求する意味って?

こうした「想い」や「希望」が強いタイプは往々にして現状分析が欠けています。

競合に負けている結果「市場での競争で遅れをとっている」「ブランドイメージが損なわれている」といった背景との対比から、リニューアルの方向性を検討するのがよいでしょう。

余談ですが、米フォーブス紙が発表している「革新的な」企業ランキング上位のテスラ・モータースやセールスフォース・ドットコムのWebサイトはいたってシンプルです。

ちなみに日本企業のトップはあの「楽天」です。

スローガン・コンセプト化した " 目的 "

  • 「第2の営業マン」としてのWebサイトを目指す!
  • ファンとつながる/ファンを作るWebサイト

う〜ん、何となく雰囲気が伝わってくるというか、わかった気にはなるんだけど...

色々考えた結果、目的が多すぎて一言でまとめてしまったのがこのタイプ。
何かと何かを包括するために上位概念に持ち上げてしまうとこうなります。

リニューアルプロジェクトが実際に動き始めるとプロジェクトの結束を高める目的でこうしたスローガン・コンセプト的な標語も役に立ちます。

ですが社内稟議や業者選定の段階ではもう少々具体的な目的でないと提案を受けた方が判断できません。

もっともWebサイト、特にコーポレートサイトの役割は一元的ではないので、目的はいくつあっても大丈夫!

管理部門と営業部門、既存の事業と新規事業、情報システム部門とマーケティング部門など、組織内での目的は相反することの方がむしろ多いくらいです。

ご参考:目的探しのヒントに

当ブログではこれまでにもリニューアルの目的を捉えるための記事を執筆しています。

目的探しのヒントにお役立てください。

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