Web知識一般
2015年1月14日

2015年企業のWebサイト関連施策局所的トレンド(当社の場合)

会計年度が4月から始まる企業では、2015年度の具体的な計画について議論や情報収集が活発になってきたということでしょうか、当社に寄せられるお問い合わせも増えています。その中でもいくつか傾向があるので、局所的トレンドとしてまとめてみました。

◆スマートフォン、マルチデバイス対応
 いよいよ本格的な普及期に入ったため、BtoCの業態ではほとんどの企業で、BtoBでも最近ではWebコミュニケーションを重視する企業が増え、対応が必須と考えられているようです。
 制作の現場的には、「最適化と対応の狭間」というテーマを検討するシーンが増えています。
 最適化する場合は、スマートフォンの画面の大きさの中に最適なUI(ユーザーインターフェース)を設計して実装していくという方向ですが、初期のコストもメンテナンスコストもそれなりに必要です。
  一方の対応ということを主眼に考えると、表示できないコンテンツに代替パーツを用意したり、ブラウザのフィッター機能を頼りに、本文は読みやすくしてあげたり、正しく動作しないマウスイベントを置き換えたりします。これにより、ユーザーは最低限の目的は達成できるようにはなります。
 費用感とメリット/デメリットの評価は各社の事情によって違ってくるので、どちらがおすすめとも言い難いのですが、全体的な傾向として、コンテンツや機能の量が少なければ最適化を、その量や対象範囲が多ければ対応を、という選択になっているようです。

◆コンテンツマーケティング、オウンドメディア強化

 コンテンツマーケティングという言葉があちらこちらで聞かれるようになり、市民権を得てきた印象があります。
 それというのも、Googleのアルゴリズム変更が影響して従来のSEOが効果を発揮できなくなってきたという背景が考えられます。
  ただ、「Googleが変化したから」というのはあまり本質的ではなくて、そもそもWebで情報収集するユーザーは主に事実を求めているのであって、検索エンジンのほうがそのユーザーのニーズに一番合致する検索結果を返そうとする(当たり前かつ自然な)機能の進化にすぎません。
 コンテンツマーケティングの手法だけに目をつけると、記事をライティングするコストや編集コストに目が行きがちですが、大事な視点は、ユーザーにとって有益な情報は何か? を考える視点であったり、そういう情報を企業として持ち合わせているか?作り出すことができるか?ということかと思います。
 これは今に始まった話でもなく、メディア業界の方々は昔からそのテーマを一番考え続けてきたのだと思われます。いま、それが一般企業でもWebをつかさどる部門でその難題に取り組まなくてならないという構図のようにも見えます。

◆サーバリプレイス、セキュリティ強化
 データセンターにラックを借りてコロケーション(サーバを設置して運用)していたり、レンタルサーバで専用サーバを借りてホスティングをしていたりするお客様が、「これを機にクラウドに」と、お引っ越しを検討されているケースがあり、いくつかのご相談を受けています。
 私たちとしても、日増しに高まるセキュリティリスクに備えるためには、Webサーバだけでも公開環境とステージング環境とプレビュー環境とテスト環境を分けて運用できる構成を提案しています。
 物理サーバでそれを実現しようとすると初期投資が膨らんでしまうのですが、クラウドなら初期投資を抑えて複数の環境を構築することができます。必要であればスケールアウト(相似形でリソースを増やしていくようなイメージ)も可能です。
 すでにご利用いただいているお客様のサイトでは、万が一公開サイトが攻撃にあって改ざんされても、すぐに新しい公開環境に改ざん前の状態を復元することができるようにしています。
  昨今のアタックは無差別化、高度化が進み、頻度も増えているので「攻撃=リスク」と捉えて対処を考えるのではなく、「攻撃によるサイトの停止によるリスク」に対してそれを最小化(たとえば速やかな復旧)するために、どれだけの投資ができるか?という考え方をご説明しています。

◆CMSのアップデート、リニューアル
 導入から数年が経過しているCMSをバージョンアップしたりリプレイスしたい、というご相談もいくつか受けています。
 そもそもサポートが切れていてセキュリティ的に非常に危ない状態であったり、機能が不十分で非合理な運用を続けていたり、スクラッチで開発した独自CMSのサーバ環境依存が激しくてバージョンアップにとても費用がかかりそうだったり。。。
 事情は様々ですが、あまりスムーズに進むことが少ない印象があります。
  特にパッケージのCMSアプリケーションについては、案件の要求レベルや内容に応じてフィット&ギャップをしっかりと見極めずに導入された過去(5年前ならしょうがないとも思えますが)に引きずられていることが多く、そのようなケースでは業務フローの見直しも含めて提案をしなくてはならないことがあります。

◆動画コンテンツの活用
 Webで動画を視聴することが一般化し、Googleで検索されているキーワードの年間2位にYoutubeが固定的にランキングされている状態になってきました。(ちなみに、1位はYahooです)
 個人的にもFacebookに流れてくる動画広告や動画の投稿が自動再生されるので、スマートフォンでもついつい見てしまうことが増えました。
 そんな自分のユーザー体験に基づくのかどうか定かではありませんが、「もっと動画を活用したい」ということでお問い合わせをいただくケースが増えています。
 映像制作はもともと得意中の得意なのでぜひお任せいただきたいのですが、映像とWebを統合的に考える必要があります。
 すばらしい映像を制作しても、そこに至るユーザー体験全体をきちんと設計しないと、そもそも見てももらえないというのがWeb動画の切ないところなので、そのあたりのノウハウが重要になってきます。
 映像の中身はコンセプトやシナリオが重要ですが、Web上の設計においても同様にユーザーシナリオが重要視されるようになってきたともいえます。

以上が、この年末から年明けにかけて当社に寄せられているご相談の"局所的トレンド"でした。
ご参考になりますでしょうか。


Getting Betterとは

企業の忙しいWeb担当者(Webマスター)の方のために、コーポレートサイトやオウンドメディアの運営に欠かせない情報やトレンド・ノウハウを解説するブログです。

日々のサイト運営のご参考になれば幸いです。

IMAGICAイメージワークスのWeb制作サービスについてはこちら
https://www.imagica-imageworks.co.jp/web/

Webも映像もグラフィックも。

IMAGICA IMAGEWORKS

Facebook

トップへ